妊娠中の歯ぐき出血の原因とマタニティ期のオーラルケアを解説

      2026/02/20

都筑区(都筑ふれあいの丘駅)の歯医者、マサキ歯科クリニックで、妊娠中の歯ぐき出血の原因とマタニティ期のオーラルケアを解説

こんにちは、都筑区(都筑ふれあいの丘駅)の歯医者、マサキ歯科クリニックです。

妊娠をきっかけに、歯ぐきの腫れや出血といった口内トラブルが起こることはめずらしくありません。
これは、妊娠に伴うホルモンバランスの変化や、つわりによる生活習慣の変化などが重なるためです。
今回は、妊娠中に歯ぐきの出血が起こりやすい理由と、マタニティ期のオーラルケアの方法を解説します。

 

妊娠性歯肉炎とは

妊娠中の歯ぐき出血の原因とマタニティ期のオーラルケアを解説

妊娠中に起こる歯ぐきの炎症は「妊娠性歯肉炎」と呼ばれます。
妊娠初期から中期にかけて発症することが多く、妊娠2〜3か月頃に症状が現れます。
妊娠8か月頃にピークを迎えますが、その後は出産に向けて徐々に改善し、出産後には自然に治まることがほとんどです。
ただし、妊娠前から歯周病がある場合や、妊娠中のオーラルケアが不十分だった場合は、出産後も症状が続いたり悪化したりするリスクがあります。

 

妊娠性歯肉炎の症状

妊娠性歯肉炎の主な症状には、歯磨き時の出血、歯ぐきの腫れ、触れたときの痛みなどがあります。
症状は特に前歯や歯間に出やすく、軽度の場合は歯磨きのときにわずかに出血する程度ですが、重度になると何もしなくても出血したり、食事中に痛みを感じたりするようになります。

また、「妊娠性エプーリス」と呼ばれる良性の腫瘤(しゅりゅう)が歯ぐきにできることもあります。
これは、歯ぐきが限局的に盛り上がりコブのようになる状態です。
多くは出産後に自然に縮小しますが、場合によっては切除が必要になることもあります。

 

妊娠中に歯ぐきの出血が起こる原因

ホルモンバランスの変化

妊娠中の歯ぐき出血の原因とマタニティ期のオーラルケアを解説

妊娠中は、エストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンが大幅に増加します。
これにより歯ぐきの血管が拡張し、血管の透過性が高まることが、わずかな刺激でも出血しやすくなる原因です。
また、女性ホルモンが一部の歯周病菌の増殖を促すことも、腫れや出血を起こりやすくします。

 

つわりによる影響

つわりは、歯ぐきのトラブルにも影響します。
これは、吐き気が強くて歯磨きが難しくなったり、嘔吐によって胃酸が口内に逆流して炎症を悪化させてしまったりするためです。
加えて、つわりによって食事の回数が増えたり、特定の食品を好むようになったりすることも、口内の衛生環境の悪化につながります。

 

つわり時期のオーラルケアの工夫

妊娠中の歯ぐき出血の原因とマタニティ期のオーラルケアを解説

歯ブラシのサイズを変えてみる
つわりの時期に口内を清潔に保つ方法として、歯ブラシのサイズを変えるという方法があります。
ヘッドの小さな子ども用歯ブラシやコンパクトヘッドの歯ブラシを使うと、嘔吐反射を抑えやすくなります。

歯磨き粉の使用を控える
歯磨き粉の味やにおいでつわりが悪化する場合は、使用を控えるか、無香料のものに変えてみましょう。
歯磨き粉を使わずに水だけで歯を磨くことで、歯磨き粉による負担を軽減しながら口内を清潔に保つことができます。

歯磨きのタイミングを工夫する
歯磨きのタイミングも工夫が必要です。
食後すぐに歯を磨くと吐き気が出るという場合には、起床直後や就寝前など、ご自身の体調が比較的安定している時間を見計らって歯を磨くようにしましょう。

歯磨き時の体勢を工夫する
歯磨き時は体勢にも工夫が必要です。
やや顔を上向きにすることで、負担が軽くなる場合があります。

代替案を試してみる
歯磨きが難しい場合は、マウスウォッシュや液体歯磨きを試してみましょう。
歯磨きの代わりとまではいきませんが、口内の細菌繁殖を抑える助けになります。
また、キシリトール入りガムを噛むという方法もあります。
ガムを噛むことで唾液の分泌が促され、虫歯菌の活動が抑えられます。

 

妊娠中の歯科治療のタイミング

妊娠中の歯ぐき出血の原因とマタニティ期のオーラルケアを解説

妊娠初期(1〜4か月頃)は、胎児の器官形成が行われる重要な時期です。
この時期はつわりが強く体調も不安定になりやすいため、歯科医院での治療は応急処置や口腔衛生指導の範囲にとどめられることがほとんどです。
ただし、強い痛みや腫れなど、母体に影響が出る可能性がある場合は、必要最小限の処置が行われることもあります。

妊娠中期(5~7か月頃)は体調が安定するため、虫歯や歯周病の治療、クリーニングなど必要な処置を受けやすい時期です。
妊娠後期(8か月以降)はお腹が大きく診療台に横になるのが困難になるため、緊急性のない治療は産後に延期されることが一般的です。

 

出産後のオーラルケアと赤ちゃんへの感染予防

お母さんのオーラルケア

妊娠中の歯ぐき出血の原因とマタニティ期のオーラルケアを解説

出産後は赤ちゃんのお世話で忙しくなり、セルフケアが後回しになりがちです。
しかし、オーラルケアをおろそかにしてしまうと歯周病や虫歯の発症・悪化リスクがあります。
忙しい中でも、うがいだけはこまめにする、就寝前には丁寧に歯を磨くなど、できる範囲のオーラルケアを行うようにしましょう。

 

歯科検診と治療

産後1か月から2か月頃を目安に、歯科検診を受けるようにしましょう。
妊娠中に起こった口内環境の変化をこの時期に確認しておくことで、症状の悪化を防ぎやすくなります。

 

赤ちゃんへの感染予防

虫歯菌は、生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には存在しておらず、母親や周囲の大人から感染することで口内に定着します。
感染経路には、共有のスプーンやコップ、食べ物の口移し、キスなどがあります。
赤ちゃんへの感染を防ぐには、食器の共有や口移しを避けるとともに、ご両親の口内環境を整えることが重要です。
虫歯や歯周病の治療を行い、日々のオーラルケアに努めることで、赤ちゃんへの感染リスクも減らすことができます。

 

妊娠を考えている方のオーラルケア

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妊娠前の歯科検診
妊娠を考えている方は、妊娠前に歯科検診を受け、虫歯や歯周病がないかを確認しておきましょう。
妊娠中は治療できる時期や使用できる薬が限られるため、事前に必要な治療を済ませておくことで、妊娠期間中の口内トラブルを減らすことができます。

親知らずの管理
親知らずがある場合は、必要に応じて抜歯を検討しましょう。
妊娠中に歯ぐきの腫れや虫歯が生じた場合、使用できる薬や治療の選択肢が制限されます。
妊娠前に対策をとっておくことでリスクを減らせます。

日々のオーラルケア習慣
妊娠前から正しいブラッシング方法や補助清掃用具の使い方を身につけておくことも重要です。
デンタルフロスや歯間ブラシの使用方法を学び、毎日の習慣に取り入れることで、妊娠中も健康な口内環境を維持しやすくなります。

 

まとめ

妊娠中の歯ぐき出血は、ホルモンやつわりによるケアの難しさが原因です。
体調を第一に考えながらもできる範囲のケアを続けることで口内の健康を維持していきましょう。

 



マサキ歯科クリニック:https://masakidental.com/

〒224-0065 神奈川県横浜市都筑区高山6-4
電話:045-943-3111

交通アクセス
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横浜市営地下鉄『センター南駅』よりバス5分
バス停:大丸 下車 徒歩1分

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