セラミック治療後の詰め物・かぶせ物を長持ちさせるセルフケアと注意点を解説
2026/02/10
こんにちは、都筑区(都筑ふれあいの丘駅)の歯医者、マサキ歯科クリニックです。
セラミックを使った治療は自由診療であり、保険診療よりも高額です。
そのため、せっかく時間と費用をかけて手に入れた美しい歯を、できるだけ長く良い状態で保ちたいと思うのは当然のことです。
今回は、セラミックの詰め物やかぶせ物を長持ちさせるためのセルフケア方法、避けるべき行動や習慣、トラブルが起きた際の対処法について解説します。
セラミック治療の種類と特徴
セラミックインレー
セラミックインレーは、虫歯を削った後の穴を埋めるために使用されるセラミック製の詰め物です。
天然歯に近い透明感と色調を再現でき、金属を使用しないため金属アレルギーの心配もないことが特徴です。
また、金属の詰め物のように時間が経っても変色することがなく、長期的に美しさを保てます。
セラミッククラウン
セラミッククラウンは、虫歯が重症化し歯を大きく削った場合や、神経を取った歯、破折した歯などに使用されます。
セラミッククラウンにはいくつかの種類があり、オールセラミッククラウンは、内側も外側もすべてセラミックでできています。
ジルコニアクラウンは、非常に硬いジルコニアというセラミック素材を使用したものです。
メタルボンドクラウンは、内側に金属を使用し、外側にセラミックを焼き付けています。
ラミネートベニア
ラミネートベニアは、歯の表面を薄く削って、薄いセラミックの板を貼り付ける方法です。
色や形を整えたり、すきっ歯などの軽度な歯並びを整えたりと、主に審美的なトラブルに対して用いられます。
歯を削る量が少なく、自然な見た目を保てることが特徴です。
セラミックが長持ちしない主な原因
セラミックは、保険の銀歯に比べて二次虫歯や歯周病になりにくい素材です。
それは、ツルツルで汚れを寄せ付けず、歯とピッタリくっつくため、銀歯よりも清潔に保ちやすいというメリットがあるからです。
一方で、金属に比べると「衝撃」に弱いため、寿命を縮める主な原因は「物理的な破損」と「土台のトラブル」に集約されます。
歯ぎしり・食いしばり(最も多い原因)
セラミックは硬いのですが、陶器と同じで「しなり」がありません。
寝ている間の歯ぎしりや、無意識の食いしばりによって体重の数倍(約100kg以上)の負荷が毎日かかり続けると、ある日パカッと割れたり、ヒビが入ったりすることがあります。
過度な衝撃(硬い食べ物など)
氷をガリガリ噛んだり、硬すぎるせんべいや飴を勢いよく噛んだりすると、その瞬間の衝撃で欠けることがあります。 また、転倒などの事故による外部からの衝撃にも弱いです。
噛み合わせの変化
治療直後はピッタリでも、他の歯が摩耗したり動いたりすることで、数年かけて噛み合わせがズレてくることがあります。
特定のセラミック歯にだけ強く力が当たるようになると、過負荷で破損しやすくなります。
歯の根元(土台)のトラブル
セラミック自体は虫歯になりませんが、それを支える自分の歯(土台)や歯ぐきが病気になると、セラミックごとダメになってしまいます。
歯周病
歯ぐきが下がって土台がグラグラになり、脱落する。
根管(根っこ)の膿
神経を抜いた歯の場合、根っこの先に膿が溜まり、再治療のためにセラミックを外さざるを得なくなる。
日常的なセルフケアのポイント
セラミックを長持ちさせるために何よりも重要なのは、毎日のセルフケアです。
歯磨きは、食後と就寝前に丁寧に行いましょう。
研磨剤が多く含まれている歯磨き粉は、セラミックの表面を傷つける可能性があるため、研磨剤の少ないものや、セラミック対応と記載されているものを選ぶようにしてください。
また、歯間は歯ブラシだけでは十分に清掃できないため、デンタルフロスや歯間ブラシの使用も欠かせません。
デンタルフロスを使う際は、セラミックと歯の境目に引っかからないように注意しながら、優しく上下に動かすように行いましょう。
避けるべき食べ物と習慣
硬い食べ物
セラミックを長持ちさせるためには、硬い食べ物に注意が必要です。
セラミックは強度が高い素材ですが、陶器と同じように衝撃には弱い面があります。
硬いものを食べる際は、小さく切ったり、反対側の歯で噛んだりするようにしましょう。
粘着性の高い食べ物
キャラメル、ガム、お餅などは、セラミックに張り付いて外れる原因になることがあります。
特にセラミックを装着して間もない時期は、これらの食べ物を控えるようにしてください。
温度差のある食べ物
熱いコーヒーを飲んだ直後に氷水を飲むなど、極端に温度差のある食べ物を連続して食べることは、温度変化によってセラミックや接着剤に負担をかけるため避けるようにしましょう。
温度変化による膨張と収縮が繰り返されると、セラミックと歯の間にすき間ができやすくなります。
歯ぎしり・食いしばり
歯ぎしりは、セラミック破損の原因となります。
歯ぎしりの自覚がある方や、朝起きたときにあごが疲れている方は、歯科医院でマウスピースを作製してもらい、就寝時に装着するようにしましょう。
セラミックはもちろん、天然歯や顎関節を守ることにもつながります。
セラミックにトラブルが起きた時の対処法
セラミックの欠け
セラミックが欠けた場合、小さな欠けであれば、研磨して滑らかにする処置が行われます。
中程度の欠けの場合は、コンポジットレジンという歯科用プラスチックで修復が可能です。
大きく欠けた場合や、噛み合わせに影響がある場合はセラミックを作り直す必要があります。
いずれにしてもできるだけ早く歯科医院を受診するようにしましょう。
欠けたまま放置すると、鋭利な部分が舌や頬を傷つけたり、欠けた部分から虫歯が進行したりする恐れがあります。
セラミックが外れた
セラミックが外れてしまった場合は、外れたセラミックを大切に保管し、すぐに歯科医院に連絡しましょう。
セラミックが破損していなければ、再度接着できることがあります。
周囲が黒ずんできた
セラミックと歯の境目が黒ずんできた場合は、二次虫歯の可能性があります。
早期発見であれば、セラミックを傷つけずに治療できることもあるため、気づいたらすぐに受診しましょう。
歯ぐきが腫れている
セラミック周囲の歯ぐきが腫れたり、出血したりする場合は、歯周病の可能性があります。
セラミックと歯ぐきの境目を特に丁寧に清掃し、改善が見られなければ歯科医院を受診してください。
セラミックが動く、違和感がある
セラミックが動く感じがする、違和感がある場合も、接着剤が劣化している可能性があります。
放置すると外れてしまうため、早めに受診して再接着してもらいましょう。
まとめ
セラミックの詰め物やかぶせ物は、きちんとケアを行えば長期間美しく機能的な状態を保つことができます。
トラブルが起きた場合は、放置せずに速やかに歯科医院を受診することが大切です。
毎日のセルフケアを習慣化し、定期検診を欠かさないことで、長く快適な口腔環境を維持しましょう。
マサキ歯科クリニック:https://masakidental.com/
〒224-0065 神奈川県横浜市都筑区高山6-4
電話:045-943-3111
交通アクセス
都筑ふれあいの丘駅より徒歩分
東急田園都市線『江田駅』『市が尾駅』よりバス10分
横浜市営地下鉄『センター南駅』よりバス5分
バス停:大丸 下車 徒歩1分

