ブリッジが外れたらどうすればいい?応急処置の方法を解説
2025/04/10

こんにちは、都筑区(都筑ふれあいの丘駅)の歯医者、マサキ歯科クリニックです。
ブリッジが外れてしまった場合には、できるだけ早く歯科医院を受診し処置を受けることが大切です。
ブリッジが外れる原因はさまざまですが、早期に対応することでさらなるトラブルを防ぐことができます。
市販の接着剤で再装着しようとしたり、ブリッジがない状態のまま放置したりすると、虫歯や歯周病、かみ合わせの悪化といったトラブルを引き起こしかねません。
自分で無理やりつけるようなことはせず、歯科医院で処置を受けましょう。
失った歯を補う方法
ブリッジ

ブリッジは、欠損した歯を補うための治療法の一つであり、欠損した歯の両側にある健康な歯を支柱として利用し、その間に人工の歯を装着することで失った歯を補います。
固定されているため安定感があり、見た目の不自然さがあまりないことが特徴です。
一方で、支柱となる歯に負担がかかることや、健康な歯を削らなければならない点がデメリットといえます。
入れ歯

入れ歯は、部分入れ歯と総入れ歯の2種類に分けることができます。
部分入れ歯は数本の歯を失った場合に使われ、残っている歯にクラスプと呼ばれる金具を引っ掛けて固定します。
総入れ歯はすべての歯を失った場合に適用され、歯ぐきの上に直接乗せて使用します。
入れ歯の主な利点は、取り外し可能なこと、それにより清掃しやすいことです。また、ほかの治療法と比べて初期費用が低いのもポイントです。
しかし、かむ力が不安定になりやすく、装着感に不満を感じる場合もあります。
また、時間の経過とともにあごの骨が変化し、入れ歯が緩んでしまうこともあります。
定期的に歯科医院を受診しメンテナンスを受けることが、入れ歯を快適に使い続けるためには大切です。
インプラント

インプラントは、あごの骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯をかぶせることで失った歯を補う方法です。
しっかりとした安定性が特徴で、見た目も自然であるという特徴があります。
ただし、インプラント治療は外科手術を伴うため、患者さんにとって負担が大きく、一定の健康状態と体力が求められます。
さらに、ほかの方法よりも費用がかかる点もデメリットといえます。
また、インプラントを長く使っていくためには、術後のメンテナンスや定期的な検診によりインプラント周囲炎などのリスクに対処することが重要です。
ブリッジが外れた場合の応急処置方法

ブリッジが外れてしまった際は、自己判断で再装着するようなことはしないようにしましょう。
市販の接着剤やリペアキットを使用してしまうと、かみ合わせに余計な圧力がかかることによって健康な歯や歯ぐきを痛めるリスクがあります。
また、接着剤の使い方によっては、歯や歯ぐきとのすき間に汚れが入り込み、虫歯や歯周病の原因にもなりかねません。
ブリッジが外れた場合は、できるだけ早く歯科医院を訪れることが大切です。
歯科医院での処置が早ければ早いほど、問題が大きくなる前に対処できるため、外れてしまったブリッジを持参して速やかに歯科医師による処置を受けましょう。
ブリッジが外れる理由
虫歯・歯周病
ブリッジは、健康な歯を支柱として利用するものですが、その土台の歯に虫歯や歯周病が発生すると、支柱としての力が弱まり、ブリッジが不安定になる可能性があります。
特に歯周病は、歯を支える骨や歯ぐきを弱らせ、歯自体の安定性を弱めます。
その歯のぐらつきはブリッジに直接的に影響を与え、脱落のリスクを高めてしまいます。
定期的な歯科検診を受けることで、虫歯や歯周病の早期発見・治療が可能となり、ブリッジの安定性を維持できます。
接着剤の劣化
時間が経過するとブリッジの接着力が次第に弱まってくることがあります。
歯が浮いたような感覚や、歯とブリッジの間に生じたすき間などは、接着剤の劣化のサインの可能性がありますので、こうした状態に気付いた場合は、早めに歯科医院に相談しましょう。
かみ合わせの変化
歯はわずかながら常に動き続けており、それによってかみ合わせにも変化が生じることがあります。
そのため特に長期間にわたって使用しているブリッジは、かみ合わせのズレによって受ける力の方向や強さが変わると、外れてしまうことがあります。
このかみ合わせの変化は自分では気づきにくいものですが、知らずのうちにブリッジへの負担を増加させてしまうため、定期的な調整が必要です。
ブリッジが外れた場合の治療方法
外れたブリッジがまだ使えるようであれば、クリーニングを行い、再度正しい位置に装着し直すことができます。
しかし、ブリッジ自体にダメージがある場合や、経年劣化が深刻である場合は、新しいブリッジの製作が必要です。
ブリッジがぐらぐらしている場合の対策方法
虫歯・歯周病治療

ぐらつきの原因が虫歯や歯周病である場合は、まずはしっかりと治療する必要があります。
虫歯がある場合は、その部分を削り、新たに作り直したブリッジを装着します。
歯周病の場合は、歯や歯ぐきの汚れをきれいに除去することで炎症を抑え、歯周組織の改善を試みます。
かみ合わせの調整

かみ合わせの変化がブリッジのぐらつきに影響していると診断された場合、咬合調整を行います。
ブリッジの形や高さを調整したり、ほかの歯に詰め物をしたり、歯を削ったりといった方法がとられるのが一般的です。
症状によっては、矯正治療が提案されることもあります。
マウスガードの使用

歯ぎしりや食いしばりが原因でブリッジに過度な負担がかかっている場合、マウスガードの使用が検討されます。
マウスガードは特に睡眠中などに無意識に起こる動作を防ぐことで、歯やブリッジを保護し、トラブルを予防します。
ブリッジを長く快適に使用するためには
ブリッジを長期間にわたって快適に使用し続けるためには、日常的なケアと定期的な歯科医院でのメンテナンスが欠かせません。
毎日の口腔ケアとして、歯磨きに加え、デンタルフロスや歯間ブラシを用いてブリッジの周囲もしっかりと清掃し、歯垢の蓄積を防ぎましょう。
また、歯科医院での定期的な診察とクリーニングは、かみ合わせの状態やブリッジのフィット感を良好に保つうえで大切です。
まとめ
ブリッジが外れた場合は、できるだけ早く歯科医院を受診しましょう。
またその後は、セルフケアと定期検診で口内環境を良好に保つことで、ブリッジの安定性と口内の健康を維持していきましょう。
マサキ歯科クリニック:https://masakidental.com/
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