歯ぎしり用マウスピースの寿命は?交換時期や長持ちさせる方法を解説
2026/07/10
こんにちは、都筑区(都筑ふれあいの丘駅)の歯医者、マサキ歯科クリニックです。
歯ぎしりや食いしばりから歯を守るために、マウスピースを使用している方は少なくないかと思います。
しかし中には、穴が開いた、薄くなった、変色したなど、交換のサインに気づかずに使い続けている方も少なくありません。
今回は、歯ぎしり用マウスピースの平均的な寿命、交換が必要なサイン、寿命に影響する要因、長持ちさせるための方法について解説します。
歯ぎしり用マウスピースとは
歯ぎしり用マウスピースは、歯ぎしりや食いしばりによる歯への過度な負担を軽減し、歯の摩耗や破折を防ぐために装着する装置です。
歯科医院で歯型を取って製作するオーダーメイドのものと、市販の既製品があり、歯科医院で作るものは、個々の歯並びに合わせて精密に作られます。
マウスピースの種類
マウスピースには主にハードタイプとソフトタイプがあり、ハードタイプのマウスピースは、硬いアクリル樹脂製で、耐久性に優れています。
ソフトタイプは、やわらかいシリコンやゴム素材で作られており、ハードタイプより耐久性は劣りますが、装着時の違和感が少ないというメリットがあります。
保険適用と費用
歯科医院で作るマウスピースは、歯ぎしりや顎関節症などの診断がある場合、保険適用となります。
3割負担の場合の目安は、5000円ほどです。
自由診療の場合は、1万円から3万円程度が目安となっています。
マウスピースの平均的な寿命
ハードタイプの寿命
ハードタイプのマウスピースの平均的な寿命は、2年から5年程度です。
一般的に3年程度は使用できることが多いですが、歯ぎしりの強さや使用頻度により大きく変動し、歯ぎしりが強い方の場合は1年から2年で穴が開いたり、大きく摩耗したりします。
逆に、軽度の食いしばり程度であれば、5年以上使用できることもあります。
ソフトタイプの寿命
ソフトタイプのマウスピースは、やわらかい素材のため噛む力により伸びたり変形したりしやすく、半年から2年程度が寿命の目安です。
素材の劣化が早く、臭いや変色も生じやすい傾向があるため、衛生面を考慮すると1年程度での交換が推奨されます。
市販品の寿命
既製品のマウスピースは、オーダーメイドのものに比べてフィット感が劣るため、噛む力が一部に集中しやすく、寿命が短い傾向があります。
また、多くの市販品は3か月から1年程度が使用期限とされています。
マウスピースの交換が必要なサイン
穴が開いた場合
マウスピースに穴が開いた場合は、早めの交換が必要です。
穴が開いた状態で使用を続けると、その部分の歯が対合する歯と直接接触してしまい、マウスピース本来の働きが得られなくなります。
薄くなった部分がある
マウスピースの一部が薄くなっている場合も、交換のサインです。
薄くなった部分は近いうちに穴が開く可能性が高く、また十分なクッション性も失われています。
定期的に明るい場所で全体をチェックしましょう。
変形やひび割れ
マウスピースが変形してフィットしなくなった場合、機能性が大きく低下している状態です。
ひび割れが入っている場合も、そこから破損が広がる可能性があるため、交換が必要です。
変色や臭い
マウスピースが黄ばんだり茶色く変色したりした場合、素材の劣化が進んでいるサインです。
見た目の問題だけでなく、細菌の繁殖や素材の強度低下も懸念されるため、交換を検討しましょう。
表面の粗さ
マウスピースの表面が粗くなり、ザラザラした感触になった場合、素材の劣化が進んでいます。
表面が粗いと、汚れや細菌が付着しやすくなり、衛生的にも問題があります。
また、口内の粘膜を傷つける可能性もあります。
マウスピースの寿命に影響する要因
歯ぎしりの強さと頻度
歯ぎしりの力が強いほど、マウスピースの摩耗は早く進みます。
また、歯ぎしりの頻度も重要です。
毎晩数時間にわたって歯ぎしりをする方は、時々歯ぎしりをする程度の方に比べて、マウスピースの寿命が短くなります。
素材の質
歯科医院で使用される医療用アクリル樹脂は、耐久性に優れています。
市販品に比べて初期費用は高くなりますが、長期的には交換頻度が少なくコストパフォーマンスが良いことがあります。
管理方法
日々の管理方法は、マウスピースの寿命に大きく影響します。
逆に、高温にさらす、乾燥させずに保管する、粗い研磨剤で洗うなどの不適切な管理は劣化を早めます。
噛み合わせの変化
虫歯や歯周病、矯正治療、加齢などにより噛み合わせが変化すると、マウスピースのフィット感が変わります。
噛み合わせが変化すると、特定の部分に力が集中し、その部分の摩耗が早く進みやすくなります。
マウスピースを長持ちさせる方法
洗浄
使用後は、専用のクリーナーまたは中性洗剤を使用して、やわらかいブラシで優しく洗うようにしましょう。
歯磨き粉を使用すると、研磨剤により表面に傷がつくため、使用は控えてください。
唾液や汚れが乾燥して固まる前に洗い流すことで、清潔に保てます。
乾燥・保管
洗浄後は、清潔なタオルやティッシュで水気を拭き取り、風通しの良い場所で自然乾燥させるようにしてください。
濡れたままケースに入れると、細菌やカビが繁殖する原因となります。
また、紫外線は素材の劣化、変形の原因となるため、直射日光には当てないようにしましょう。
車の中や暖房器具の近くなど、高温になる場所も避けてください。
取り扱い時
マウスピースを装着・取り外す際は、無理に引っ張ったり、片側だけを持って外したりすると、変形や破損の原因となります。
丁寧に扱うようにしましょう。
歯科医院での定期チェック
歯科検診の際は、マウスピースを持参して薄くなったり破損していたりする部分がないか、噛み合わせと合っているかなどをチェックしてもらいましょう。
3か月に一度ほど定期検診を受けることで、マウスピースの不具合だけでなく、口内トラブルの予防も可能になります。
まとめ
歯ぎしり用マウスピースの平均的な寿命は、ハードタイプで2年から5年、ソフトタイプで半年から2年程度です。
ただし、歯ぎしりの強さや使用頻度、管理方法により大きく変動します。
穴が開いた、薄くなった、変形や変色・臭いがある、フィット感が変わったなどのサインに気づいたら、早めに歯科医院を受診し、交換を検討しましょう。
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