歯ぐきの皮がむけるのは何が原因?対処法や予防法も解説

      2025/12/20

都筑区(都筑ふれあいの丘駅)の歯医者、マサキ歯科クリニックで、歯ぐきの皮がむける原因についての解説

こんにちは、都筑区(都筑ふれあいの丘駅)の歯医者、マサキ歯科クリニックです。

歯ぐきの皮がむけることは、一見軽いトラブルのように思えますが、放置すると思わぬ不調につながる場合があります。
今回は、歯ぐきの皮むけの主な原因や対処法、予防のポイントについて解説します。

 

歯ぐきの皮がむける主な原因とは?

剥離性歯肉炎

都筑区(都筑ふれあいの丘駅)の歯医者、マサキ歯科クリニックで、歯ぐきの皮がむける原因についての解説

歯ぐきの皮がむける原因の一つに「剥離性歯肉炎」があります。
これは歯周病の原因菌によって歯ぐきに慢性的な炎症が起こり、その影響で表面の皮が剥がれてしまっている状態です。
歯ぐきに帯状の赤みや小さな水ぶくれが見られることがありますが、軽度であれば痛みはほとんどありません。
しかし、進行すると頬の内側や舌、上あごにまで炎症が広がり、強い痛みを感じるようになります。

剥離性歯肉炎は特に閉経後の女性に多く、女性ホルモンの変化が発症に関係していると考えられています。
そのほか、細菌感染やアレルギー反応、ストレスなどが関与している可能性もあります。
また、剥離性歯肉炎は慢性化しやすく、根本的な治療法はまだ見つかっていないのが現状です。

そのため、歯科医院では炎症や痛みを和らげるための対症療法が行われます。
日常のケアとしては、刺激の少ない歯ブラシで丁寧に磨き、口の中を清潔に保つことが大切です。

 

火傷や外傷

都筑区(都筑ふれあいの丘駅)の歯医者、マサキ歯科クリニックで、歯ぐきの皮がむける原因についての解説

熱い食べ物や飲み物を口にしたときに、うっかり歯ぐきを火傷してしまうことがあります。
また、喫煙によって歯ぐきが熱や化学物質で刺激されて、やけどのような状態になることもあります。
このような熱や物理的な刺激も、歯ぐきの皮むけの原因です。

熱や外傷によって歯ぐきの皮がむけた場合、初期対応としては患部を冷やして炎症や痛みを和らげるようにしましょう。
氷や保冷剤を直接肌にあてるのではなく、冷たい水で濡らしたタオルを頬にあてて優しく冷やすようにしてください。
痛みが強い場合や、皮むけがなかなかよくならないときには、歯科医師の指示のもとでステロイド軟膏を使う場合もあります。

 

口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)

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口腔扁平苔癬は、頬の内側や舌、歯ぐきの粘膜に、白いレース模様や赤い斑点、水ぶくれができる慢性的な炎症性疾患です。
炎症で皮膚がはがれやすくなるほか、症状が進むと、ヒリヒリとした痛みや焼けるような感覚を感じることもあります。
原因ははっきりしていませんが、自己免疫の異常やストレス、ウイルス感染、薬のアレルギーなどが関係すると考えられています。

治療はステロイドや免疫を抑える薬を口内に塗ることが中心で、症状によっては内服薬も使います。
辛い食べ物やアルコール、たばこを控え、口の中を清潔に保つことが大切です。

 

親知らず周囲の炎症(智歯周囲炎)

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一部が歯ぐきに覆われたままの親知らずは、汚れや細菌がたまりやすくなります。
そのため周囲の歯ぐきが炎症を起こし、腫れや痛み、皮のめくれが生じやすくなります。
このような智歯周囲炎の治療は、炎症部の洗浄や抗生物質の投与が基本です。

ただし、痛みが強かったり症状を繰り返したりする場合は、親知らずの抜歯が検討されます。
悪化や抜歯を防ぐためには、早めに歯科医院で診てもらうことが大切です。

 

ホルモンバランスの変化

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女性は、思春期や妊娠、更年期などホルモン分泌が大きく変動する時期に歯ぐきが炎症を起こしやすくなり、その結果、皮が剥がれることもあります。

例えば妊娠中には「妊娠性歯肉炎」が起こりやすく、歯ぐきが腫れたり出血しやすくなります。
また、更年期になると女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌が減少し、粘膜が乾燥しやすくなります。
その結果歯ぐきがもろくなり、炎症や剥離が起きやすくなります。

これらの症状は一時的なものであることも多いですが、その後の口内環境に影響を与える場合もあります。
日頃から丁寧なオーラルケアを心がけ、体調や口の中の変化に気を配るとともに、状態が長引いたり悪化したりする場合には早めに治療を受けることでトラブルを予防しましょう。

 

歯ぐきの皮がむける状態を放置するリスク

歯ぐきの皮がむけた状態を放置すると、歯ぐきが敏感になり、歯磨き時に痛みが出ることがあります。
このような状態は、痛みを避けて患部のブラッシングが不十分になり、虫歯や歯周病のリスクが高まることにつながります。
傷が治るまでは患部をやさしく避けて磨いても問題ありませんが、症状が長引く場合は、虫歯や歯周病のリスクを防ぐためにも早めに歯科医院を受診しましょう。

 

歯ぐきの皮がむけた時の対処法

患部を冷やす
痛みがある場合は、冷たい水で湿らせたタオルを頬に当てて冷やすと、腫れや痛みが和らぎます。
ただし、長時間冷やし続けることや、氷や保冷剤を直接患部に当てるのは避けるようにしてください。

痛み止めの服用
強い痛みが続く場合は、市販の鎮痛剤を使用してもかまいません。
用法・用量を守り、妊娠中の方は医師に相談したうえで使用するようにしましょう。
また、薬を使っても改善しない場合は、歯科医院を受診するようにしてください。

刺激物を避ける
辛い物や硬い食べ物は避け、やわらかくて飲み込みやすい食事をとるようにしてください。
痛みが強く食事が困難な場合は、無理せず医療機関に相談をしましょう。

 

歯ぐきの皮がむけるのを防ぐための予防法

口腔内を清潔に保つ
口の中の細菌増殖を防ぐため、毎日の丁寧な歯磨きに加え、デンタルフロスや歯間ブラシも使って歯や歯ぐきのすき間を清掃しましょう。

口内の潤いを保つ
乾燥は粘膜のバリア機能を低下させます。こまめな水分補給やうがい、保湿ジェルの使用で口腔内を潤しましょう。

ストレスをためない
ストレスは免疫力を下げ口内炎や感染症のリスクを高めます。
適度な運動や趣味の時間をつくり、心身のバランスを整えることが大切です。

規則正しい生活を送る
毎日の生活リズムを整え、栄養バランスの良い食事と十分な睡眠を心がけましょう。
規則正しい生活は免疫力向上につながり、口腔環境の維持に役立ちます。

 

まとめ

都筑区(都筑ふれあいの丘駅)の歯医者、マサキ歯科クリニック

歯ぐきの皮がむける症状には、剥離性歯肉炎のような慢性的な炎症から、熱による火傷、親知らずの周囲の炎症、ホルモンバランスの変動、免疫異常を伴う疾患など、さまざまな原因があります。
違和感を覚えたら自己判断せず、早めに歯科医師の診断を受けるようにしましょう。

 



マサキ歯科クリニック:https://masakidental.com/

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