審美治療の費用の目安は?審美治療の種類についても解説
2025/03/10

こんにちは、都筑区(都筑ふれあいの丘駅)の歯医者、マサキ歯科クリニックです。
歯を美しく保ちたいという目的を叶えるための治療として「審美歯科治療」があり、審美歯科治療にはさまざまな選択肢が用意されています。
そこで今回は、審美歯科治療の具体的なメニューやその特徴、費用の目安について解説します。
それぞれの治療がどのように行われ、どのようなメリットとデメリットがあるのかを知ることで、自分に合った選択につなげていただければと思います。
審美歯科治療と一般歯科治療の違い

一般歯科治療と審美歯科治療は、その目的が大きく異なります。
一般治療は、虫歯や歯周病などの口腔疾患を治療することに重点が置かれています。
具体的には、歯の痛みを取り除いたり、感染症を治療したりするなど、病気を治療し健康を維持するための施術が主体です。
一方で審美歯科治療は、口腔機能はもちろんのこと、さらに歯や歯ぐきの見た目の改善に重点を置いた治療です。
歯の色、形、位置関係を美しく整えることも重視しています。
また、一般治療が保険の適用範囲である場合が多いのに対し、審美治療は自由診療となることが一般的です。
そのため、治療費が高額になるというデメリットはあるものの、治療に用いる材料の選択肢が多く、個々のニーズや美的感覚に応じたカスタマイズができるというメリットがあります。
審美治療の種類
クリーニング(PMTC)

PMTCは、歯科医院で行う専門的なクリーニングのことです。
歯垢や歯石を専用の器具を使って除去し、歯の表面を磨き上げることで、衛生的な口内環境に導きます。
主なメリットは、自分では取りきれない歯垢や歯石をしっかりと除去できる点です。
これにより、虫歯や歯周病のリスクが低減します。さらに、着色汚れを落とすことで、歯が本来の明るい色に戻ります。
費用は5,000円から20,000円程度が目安となっており、清潔で美しい状態を維持するためには定期的な通院が必要です。
ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、自宅で行うホワイトニングです。
歯科医院で自分専用のマウスピースを作成してもらい、そこにホワイトニングジェルを塗布して歯に装着し一定時間保持することで、徐々に歯を白くしていきます。
メリットは、自宅で自分のペースで進められること、周りの目を気にせずにホワイトニングができること、追加でジェルを購入すれば2回目以降は費用の負担が抑えられることなどです。
また、オフィスホワイトニングに比べて徐々に白くなっていくため、周囲に気づかれにくいという利点もあります。
費用は20,000円から30,000円です。
オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士によって行われるホワイトニングです。
ホワイトニング薬剤を歯に塗布した後、光を照射して歯を白くします。
使用される薬剤は医療機関専用の濃度になっているため、1回~2回の施術でも変化を実感できるという特徴があります。
そのため、オフィスホワイトニングは短期間で歯を白くしたい人に向いており、特別な行事やイベント前に歯を白くしたいと考えている方に特に適した方法です。
費用は20,000円から30,000円程度となっており、デメリットは知覚過敏を引き起こす可能性があることです。
施術後数日は食事の制限がある場合もあることを覚えておきましょう。
補綴治療
オールセラミック

オールセラミックを用いた詰め物・かぶせ物は、天然歯に近い、自然な透明感を持っていることが特徴です。
セラミックの素材は光を通す特性があり、自然な仕上がりになるため、特に前歯の治療に向いています。
さらに金属アレルギーの心配がなく、生体親和性が高いため、アレルギーの心配がある方にも適しています。
デメリットは、奥歯など強くかみ合わせる部分に使用すると損傷のリスクがあることなどです。
また、詰め物ならば6~8万円、被せ物は1本あたり8~22万円が治療費の目安となっており、経済的な負担が大きい点も頭に入れておく必要があります。
当院では、セレックを用いたオールセラミッククラウンを69,000円で行っております。
ジルコニアセラミック

ジルコニアセラミックは、強度と美しさを併せ持つ素材を使用した治療です。ジルコニア自体が金属に匹敵する強度を有しているため、奥歯などの強度が求められる部分に適しています。
しかしながら、天然歯よりも硬い素材のため、対合歯をすり減らす恐れもあります。
治療費は、詰め物で4~7万円、被せ物は1本あたり10~20万円が目安です。
当院でが、121,000円~で行っております。
ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックは、セラミックとレジンを混合した、補綴治療用の素材です。
セラミックの美しさとレジンのしなやかさを兼ね備えた素材であり、前歯・犬歯・小臼歯・第一大臼歯に関しては、条件を満たした場合に保険適用となります。そのため、経済的な負担を抑えつつ、審美的な治療を受けたい方に適しています。
ハイブリッドセラミックの利点は、費用を抑えつつ自然な見た目を得られることです。
また、硬すぎず歯に優しいため、対合歯を傷めにくいという特徴もあります。
しかしながら、セラミックと比べると耐久性に劣り、時間が経つにつれ色が変わったり摩耗したりする可能性があります。
メタルボンド

メタルボンドは、内側に金属を、外側にセラミックを用いたかぶせ物です。金属の強度とセラミックの美しさを合わせ持つため、特に強度が求められる部分に適しています。費用は8~15万円が目安となっています。
メタルボンドのメリットは、高い強度を持つことから、ブリッジの支台や奥歯のかぶせ物としても使用可能な点です。
また、金属の色が表面に現れないため、見た目が自然です。
しかし、金属アレルギーのある方には適さない可能性があることと、金属が白いセラミックに影響を及ぼすことがあるため、透明感に劣るというデメリットもあります。
当院では、77,000円で行っております。
ラミネートベニア

ラミネートベニアは、歯の表面に薄いセラミックのシェルを貼り付け、色や形を自然に整えるための治療法です。特に前歯の形や色を改善したい方に向いており、1本あたりの費用は10万円から15万円が一般的です。
ラミネートベニアのメリットは、少ない侵襲で歯を自然な形状にできることです。痛みが少なく、短い時間で見た目を変えることができます。
一方で、費用が高額なことと、歯の土台に問題がある場合には適用できないことがあります。
また、ほかの治療と比較して耐久性が低いため、定期的なメンテナンスが必要です。
まとめ
審美治療には多くの選択肢があり、その特徴や費用もさまざまです。
また、それぞれの治療法にはメリットとデメリットがあり、何が適しているかは患者さんごとに異なります。
自分に合った治療法を選ぶためには、詳細な検査を受けたうえで、歯科医師や歯科衛生士とよく相談することが大切です。
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