歯ぐきの「デキモノ」はフィステルかも。症状や治療法を解説

      2024/12/20

都筑区(都筑ふれあいの丘駅)の歯医者、マサキ歯科クリニックで歯ぐきの「デキモノ(フィステル)」についての解説

こんにちは、都筑区(都筑ふれあいの丘駅)の歯医者、マサキ歯科クリニックです。

「歯ぐきにできものができたけれど、特に痛みはない」という場合、「いずれ良くなるだろう」と放置してしまう方も多いのではないでしょうか。
しかし、それは「フィステル」かもしれません。
今回は、フィステルについて、その症状や原因、治療法などを解説します。

 

フィステルとは

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フィステルとは、歯ぐきにできる小さな通路のことで、感染に伴う膿がその通路を通して体外に排出される際に発生します。
また、その膿がたまってできたできものを指す場合もあります。ニキビのような見た目をしており、痛みは基本的にありません。

フィステルは、歯ぐきの内部で感染が進行し、溜まった膿が排出経路を求めることで形成されます。
これは、人体が感染を自ら処理しようとする防御反応の一部ですが、感染源を取り除かない限りは何度でも再発します。

 

フィステルの原因

虫歯

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虫歯はフィステルのよくある原因の一つです。
歯が細菌によって侵食され、深部まで達すると、歯の内部で感染が進行し、歯の根元に膿が溜まります。
この過程でできた膿が歯ぐきを通して外部に排出される際に、フィステルが形成されます。
虫歯が悪化し放置されると、感染が周囲の組織に拡大し、フィステルだけでなくほかの深刻な口腔問題にもつながる恐れがあります。

 

歯周病

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歯周病も、フィステルの原因となることが多い病気です。
歯周病は歯ぐきと歯の間に歯垢や歯石が溜まり、炎症を引き起こす疾患で、進行すると歯周ポケットが深くなります。
この歯周ポケットに細菌が侵入し、さらに感染が進行することで膿が溜まり、フィステルが形成されます。

 

歯根破折

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外部からの衝撃や強い咬合力が原因で歯根の一部が破損すると、感染リスクが高まるため、フィステルもできやすくなります。
破折した歯根の隙間から細菌が入り込み、内部で膿が形成されやすくなるためです。
歯根破折は、神経をとった歯に起こりやすく、そのような歯に対して歯ぎしりや食いしばりなどで過度な力が加わると、さらにリスクが高くなります。

 

治療の中断や取り残し

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歯科治療中の通院の中断や、治療の過程で細菌を完全に除去できなかった場合などにも、フィステルが形成されることがあります。
例えば、根管治療が途中で中断されると、根の中で細菌が再び活動を始め、フィステルができやすくなります。
このような場合、再度の根管治療が必要となりますので、治療は最後まで受け終えることが大切です。

 

外傷

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外傷によって歯や歯根がダメージを受けた場合も、フィステルの原因となることがあります。
激しい衝撃により神経が壊死してしまったり、ヒビが入ったり割れたりすることで、細菌感染しやすい環境が整ってしまうためです
。事故やスポーツ中のけがなどで口周りに衝撃を受けた場合には、できるだけ早めに歯科医院を受診しましょう。
また、スポーツ中のけがを防ぐためにマウスピースを使用することも重要です。

 

フィステルを放置するリスク

フィステルは、形成されてしまった根本的な原因を取り除かない限り、細菌感染が広がったり、再発を繰り返したりする可能性があります。
また、歯や歯ぐき、骨などの周囲組織にダメージが広がり、炎症や痛みが激しくなるだけでなく、抜歯せざるを得なくなることもあります。

初期には痛みがないため、異変を感じにくいかもしれませんが、できるだけ早く治療を受けることが歯を守るためには大切です。
また、フィステルが見つかった場合、ニキビのようにつぶすことはしないようにしましょう。
つぶすことで、その傷口から細菌が入り込み、さらに炎症が広がってしまう恐れがあります。

 

フィステルの治療法

根管治療・感染根管治療

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フィステルの原因が歯の内部の感染である場合、根管治療や感染根管治療が行われます。
これは、感染を除去し、根の内部をきれいにする治療法です。
治療内容としては、まず感染が進行している根管内の細菌や死んだ組織を除去します。
その後、殺菌し、根管を密閉することで再感染を防ぎます。治療後は、定期的な経過観察が必要です。

 

歯根端切除術

根管治療ができない場合や根管治療では改善が見込めない場合には、外科的なアプローチとして歯根端切除術をすることがあります。
この手術は、感染が生じている根の先端部分を切除し、感染した組織を除去する手法です。
その後、根管内を再度清掃し、充填材で密閉します。

 

抜歯

根管治療や歯根端切除術を行っても歯を保存することが難しい場合や感染が広範囲の場合には、抜歯が選択されることがあります。
抜歯後は、ブリッジや入れ歯、インプラントなどで失った箇所を補います。

 

フィステルを予防するためには

治療を中断しない

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フィステルを予防するためにまず心がけたいのが、虫歯や歯周病の治療を途中で中断しないことです。
治療を放棄すると、残存する細菌が再度活性化し、感染が拡大する恐れがあります。
痛みや腫れがなくなったからといって通院をやめるようなことはせず、最後まで治療を受け終えるようにしましょう。
また、何らかの理由で治療を続けることが難しい場合には、歯科医師に相談し、治療スケジュールを改めて立てるようにしましょう。

 

定期的に歯科医院で検診を受ける

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定期的な歯科検診は、フィステルをはじめとする多くの口腔問題を防ぐことにつながります。
特にトラブルを感じていない場合でも半年から一年ごとに検診を受け、健康な歯と歯ぐきを保ちましょう。

 

口内を清潔に保つ

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口内を清潔に保つことで、細菌感染を防ぎ、フィステルを予防しやすくなります。
毎日のブラッシングはもちろん、フロスやデンタルリンスを使うことで、歯と歯の間や歯ぐきと歯の境目に残る食べかすや歯垢を除去しましょう。
「食器を片付けた後に歯を磨く」など、デンタルケアを日常の習慣とすることが予防につながります。

 

まとめ

都筑区(都筑ふれあいの丘駅)の歯医者、マサキ歯科クリニックで歯ぐきの「デキモノ(フィステル)」についての解説

歯ぐきにできたフィステルは、早期の治療が重要です。
その原因は虫歯や歯周病から、外傷や不適切な治療までさまざまですが、どのような原因だとしても放置することにはリスクが伴います。
抜歯を避けるためにも、日常的な口腔ケアと定期的な歯科検診を心がけ、フィステルができない健康な口内環境を目指しましょう

 



マサキ歯科クリニック:https://masakidental.com/

〒224-0065 神奈川県横浜市都筑区高山6-4
電話:045-943-3111

交通アクセス
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横浜市営地下鉄『センター南駅』よりバス5分
バス停:大丸 下車 徒歩1分

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