永久歯が生えてこない?その原因や治療法、様子を見る期間を解説

   

こんにちは、都筑区(都筑ふれあいの丘駅)の歯医者、マサキ歯科クリニックです。

子どもの乳歯が抜けたもののいつまでたっても永久歯が生えてこないという状況には、戸惑いや不安を感じるかと思います。
このような場合、永久歯が生えてこない原因を特定し、それに応じた対策をとることが重要です。
この記事では、永久歯が生えてこない原因やその治療方法、様子を見る期間などについて解説します。

 

先天性欠如

都筑区(都筑ふれあいの丘駅)の歯医者、マサキ歯科クリニック

永久歯が生えてこない原因の一つに、「先天性欠如」があります。
先天性欠如とは、生まれつき特定の永久歯が欠如している状態のことを指します。
これは、遺伝的要因や発育過程の異常によって引き起こされると考えられています。

永久歯の先天性欠如は比較的よく見られるもので、多くは第二小臼歯(前から5番目の歯)や上顎の側切歯(前から2番目の歯)などで発生します。
永久歯がそもそも存在しないため、乳歯が抜けた後は、そのスペースが空いたままとなります。

 

先天性欠如の場合の治療法

矯正治療

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先天性欠如に対する治療法として、矯正治療を行う場合があります。
矯正治療では、欠如している箇所を埋めるようにほかの歯を移動させてスペースを調整します。
その際、全体のバランスを整えるために、抜歯をして上下の本数を整えることもあります。
また、子どものうちに矯正治療をする場合には、あごの骨が成長途中な分、治療期間や痛みを抑えた矯正を行いやすいという特徴があります。

 

部分入れ歯

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部分入れ歯は、取り外し可能な義歯を用いて欠如部分を補う方法です。
取り外しが可能であり、外科治療も必要がない点がメリットですが、義歯を支えるためのバネがかかる歯に負担がかかることや、強くかめないといったデメリットもあります。

 

ブリッジ

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ブリッジは、欠如している部分に人工歯を架け渡して固定する方法です。
両側の健康な歯を支台として利用するため、取り外しはできませんが、自然な見た目になります。
欠点として挙げられるのは、支台となる歯を削る必要があり、健康な歯に影響が出る可能性がある点です。

 

インプラント

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インプラントは、欠如した部位のあご骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を固定する治療法です。
見た目にも自然で耐久性があり、長期的に安定した使い心地を得ることができますが、外科手術が必要であるため費用は高く、施術期間も長くなります。
また、基本的に成長期での治療は行われないため、あごの成長が止まってから治療を行うことになります。

 

埋伏歯

歯ぐきが厚く硬いため生えてこない

歯ぐきが通常よりも厚かったり硬かったりする場合、新しい歯が歯ぐきを突き破ることができずに埋伏してしまうことがあります。
このような場合、多くは1~2年ほど待てば自然に永久歯が生えてきますが、そのような兆候がない場合には何らかの治療を検討する必要が出てきます。

 

永久歯が生えるスペースが足りない

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あごが小さかったり歯が大きかったりすると、永久歯が生えるための十分なスペースが得られず、結果として歯が生えてこないことがあります。
特に現代の日本では食生活の変化などによりあごが小さいお子さんが多く、このようなスペース不足を引き起こす場合がめずらしくありません。
また、生えてきたとしてもスペースが足りずに歯並びが崩れてしまうこともあります。

 

過剰歯や腫瘍が邪魔をしている

通常よりも歯の本数が多かったり、口腔内に腫瘍が形成されたりしている場合、それが正常な永久歯の萌出を物理的に妨げることがあります。
このような状態は、歯科医院でレントゲン写真などを撮ることで確認ができます。

 

埋伏歯の治療法

小さく歯ぐきを切開し、生えるのを促す

歯ぐきが厚かったり硬かったりすることが埋伏歯の原因になっている場合には、外科的に小さく切開し、その場所を露出させることで歯の萌出を促すことがあります。
手術はレーザーを用い、局所麻酔で行われるため、痛みはほとんどありません。

 

矯正治療でスペースを作る

歯の萌出スペースが足りない場合は、矯正治療を検討することになります。
隣接する歯を含めた全体の歯並びのバランスを整え、歯が生えてくるための必要なスペースを用意することが目的です。
ワイヤー矯正のほか、あごの成長を促進させるための矯正治療を用いることもあります。

 

矯正治療で引っ張り出す

矯正治療を用いて、歯ぐきの中に埋まった歯を引っ張り出す手法もあります。
歯を動かすために、歯ぐきを切ったり骨を削ったりといった外科処置が必要となります。

 

永久歯が生えてくるまでの様子を見る期間

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永久歯が生えてくるには一定の時間が必要であり、一般的には乳歯が抜けてから3カ月ほどが目安とされています。
しかし、個人差があり、時にはさらに時間がかかることもあります。この期間は特に心配せずに待つことも重要ですが、あまりにも遅れる場合や、明らかに異常が見られる場合には、早めに歯科医院を受診し、詳しい検査を行いましょう。
症状や治療内容には寄りますが、あごの骨の成長段階で治療が開始できれば、負担や治療期間を抑えることもできるため、適したタイミングで受診することが大切です。

 

生えてこない永久歯を放置するリスク

歯並びやかみ合わせが崩れる

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欠如した歯があることにより、隣接する歯がそのスペースに傾いたり移動したりして、歯並び全体が乱れることがあります。
また、これにより、顎関節や咀嚼機能にも悪影響を及ぼすことも考えられます。
さらに、しっかりと歯をかみ合わせることができない場合には、食事に支障が出る、発音しづらいといった問題も発生します。

 

虫歯や歯周病のリスクになる

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歯並びやかみ合わせが揃っていないと、歯磨きが困難になり、食べ物の残りや歯垢が溜まりやすくなります。
これが原因で虫歯や歯周病のリスクが高まる恐れがあります。

 

見た目のコンプレックスにつながる

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永久歯が不揃いの場合、見た目に関するコンプレックスを抱える可能性があります。
特に成長期や思春期のお子さんにとって、見た目の問題は精神的な影響が大きいため注意が必要です。
見た目を気にすることで社交性にも影響を及ぼし、コミュニケーション上の障害となることがあります。

 

まとめ

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永久歯が生えてこない状況にはさまざまな原因があり、それに応じた治療法が複数あります。
先天性欠如や埋伏歯といった理由で永久歯が生えてこないと考えられる場合は、できるだけ早めに歯科医師の診断を仰ぎ、個々の状態に応じた治療計画を立てることが重要です。
早めの対応によって、将来の健康と美しい笑顔を維持していきましょう。

 



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